

最近いろんな暗号資産の話を聞くけど、それを支えてるブロックチェーンってすごいよね

そうじゃな、暗号資産の最も重要な部分ともいえるのう

それぞれ独自のもあるもんね

うむ、すごい機能を持ったものもあるし、中にはブロックチェーンを使っておらんものもある

ブロックチェーンを使ってないのもあるの?
知りたい!

リップルなんかもそうじゃが、Hederaという暗号資産もじゃな。では今回はHederaについて解説してみるかの
暗号資産=ブロックチェーンといえるほど切っても切り離すことのできない関係性をイメージされる方もいるかと思いますが、中にはブロックチェーンを使っていないにもかかわらず高い評価を受けている暗号資産も存在します。
ブロックチェーンを使っていないものとしてはリップルが有名ですが、今回ご紹介するHederaも非常に評価が高く、2022年4月13日時点では時価総額ランキング34位に位置しています。
今回はそんなHederaの解説をしていきますので、是非読んでみてください♪
Hedera/HBARとは

冒頭でもお伝えしましたが、Hederaはブロックチェーンを使っていない独自の「分散元帳技術」を使っています。
どんな機能なのか、また特徴があるのかなどを見ていきましょう!
【Hashgraph(ハッシュグラフ)】
Hedera/HBARはコンセンサスアルゴリズム「hashgraph(ハッシュグラフ)コンセンサス」という独自の分散元帳技術を使っていることが最大の特徴といえます。
具体的に従来のブロックチェーンと比べた場合、1秒あたりの処理件数10000件以上と非常に高速であることがわかります。
また送金コストも0.0001ドルと非常に安価となっており、ビットコインやイーサリアムと比べた時に取引を行う際の手数料や取引時間が非常に短くなることがわかります。
また、先ほどのパフォーマンスだけでなく、セキュリティ、ガバナンス、安定性、規制遵守などでも、既存のブロックチェーンを大幅に改善していると説明されているほど性能の高いコンセンサスになっています。
これだけ優れた性能を持ち、さらにスマートコントラクトの機能まで兼ね備えているHederaは投資家を含め非常に注目度の高い暗号資産となっています。
そしてこのコンセンサスを使ったHedera Hashgraph(ヘデラ・ハッシュグラフ)のネットワークを用いたのがHederaとなります。
【Hedera Hashgraph(ヘデラ・ハッシュグラフ)】
Hedera Hashgraphとは、分散型台帳技術(DLT)を開発するプロジェクトで、dApps(分散型アプリケーション)を構築するためのプラットフォームでもあります。
dAppsについては過去に記事でまとめていますので、是非ご参照ください。
この仕組みは様々な分野での活用が進んでおり、新型コロナ対策としても注目されています。
2021年にコロナウイルスワクチンの管理において、イギリスではHederaの技術が活用され始めたことが話題を呼びました。
コロナウイルスワクチンは保管が難しく、接種記録システムの誤登録が問題となっていましたが、Hederaの技術を使うことでワクチンの保管を低コストで効率的に行うことができているとのことです。
またコロナ感染の情報管理に利用されています。
コロナウイルスの感染状況などに関する情報を提供するツールをブロックチェーン企業のAcoerが開発していますが、ここにHederaの技術が使われています。
この技術を使うことで感染状況などの情報が改ざんされることを防ぐことが可能となっています。
【運営に参加している企業】
Hederaは、ヘデラ運営審議会と呼ばれる団体が運営しています。
この評議会には有名な企業が参加しており、例えばGoogleやIBM(米国のIT大手企業)、BOEING(世界最大の航空宇宙機器開発製造会社)や日本の企業である野村ホールディングス(日本の大手証券会社)なども参加をしています。
国内の取引所ではまだ取り扱っていないとはいえ、これだけ有名な企業が参加をしていることは非常に信頼度の高いプロジェクトであることがわかりますね。
今後のHederaの発展に注目していきたいところです。

ブロックチェーン以外にも注目する技術があるんだね

そうじゃな、しかもこのプロジェクトは多くの有名企業も参加しているから非常に高い信頼性があるといえるのう

うん、これも注目していかないとだね♪

暗号資産は本当に日々進化していると感じるのう

私も進化しないとだね!

(なにに!?)そうじゃの…その前にまとめにはいぞい…
ブロックチェーンを使わない独自の分散元帳技術、Hedera/HBARとは、まとめ
Hedera/HBARとは
・ブロックチェーンを使っていない独自の「分散元帳技術」を使っている
・従来のブロックチェーンと比べた場合、1秒あたりの処理件数10000件以上
・送金コストも0.0001ドルと非常に安価
・スマートコントラクトの機能も備えている
・Hedera Hashgraph(ヘデラ・ハッシュグラフ)のネットワークを用いたのがHedera
・Hedera Hashgraphとは、分散型台帳技術(DLT)を開発するプロジェクトで、dApps(分散型アプリケーション)を構築するためのプラットフォーム
・2021年にコロナウイルスワクチンの管理において、イギリスではHederaの技術が活用された
・コロナウイルスの感染状況などに関する情報を提供するツールでも使われている
・運営のヘデラ運営審議会にはGoogleやIBM(米国のIT大手企業)、BOEING(世界最大の航空宇宙機器開発製造会社)や日本の企業である野村ホールディングス(日本の大手証券会社)なども参加
いかがだったでしょうか?
独自の技術で高い評価を受けているHederaですが、国内の企業も運営に参加しているほど注目を集めてるといえますね。
コロナウイルスワクチンの管理にも使われていることから非常に信頼の高い技術であり、今後も注目されていくことになると思いますので、今後も目が離せない銘柄の一つになりそうですね。