

ねぇねぇGG!

どうしたんじゃ?

この前ブロックチェーンについて教えてもらったじゃん?

おお、そういったこともあったのう

それでね、そのあと少し調べたんだけどブロックチェーンにも種類があるよね??

そうじゃの、そこまで調べておったか

そうそう!でも調べていく内によくわかんなくなってきちゃって、また教えてほしいなってw

なるほどのう、そういうことならしかたないわい、今日はブロックチェーンの種類について解説していくぞい!
皆様はブロックチェーンの中にも種類が存在することはご存知でしたでしょうか?
目的や用途によってその仕組みが変わっていきます。
本記事ではそんなブロックチェーンの種類について解説していきたいと思います。
ブロックチェーンの種類とは?

パブリック型 | コンソーシアム型 | プライベート型 | |
管理者 | なし | 複数の組織 | 1つの組織 |
ネットワーク参加者 | 不特定多数 | 特定複数 | 組織の所属者 |
合意形成 | Pow,PoS等 | 特定者の合意 | 組織内承認 |
承認速度 | 低速 | 高速 | 高速 |
利用モデル | 暗号資産 | 金融機関など | 金融機関など |
まずは上記の表に3種類のブロックチェーンの形をまとめました。
本記事で解説するのは
・コンソーシアム型
・プライベート型
・パブリック型
この3種類になります。
そもそもブロックチェーンとは?という点に関しては過去に当ブログで解説していますので、こちらをご覧ください♪
まずはじめにコンソーシアム型ブロックチェーンとプライベート型ブロックチェーンから解説していきたいと思います。

今日解説するのはこの3つじゃな!

コンソーシアム型とプライベート型とパブリック型ね!

そうじゃ!各々きちんと違いがあるから心して聞くように!

はーい!
コンソーシアム型ブロックチェーンとプライベート型ブロックチェーン

コンソーシアム型ブロックチェーンは管理者が複数存在するブロックチェーンです。
コンソーシアムの意味は「協会」や「組合」という意味合いになり、すなわち複数の組織がよりあう事により形成されるようなイメージになります。
後述するパブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンのちょうど中間に位置するブロックチェーンシステムであると言われています。
コンソーシアム型ブロックチェーンの場合組織や企業間でのネットワーク形成を主としたブロックチェーンシステムになっています。
一方プライベート型ブロックチェーンはその名の通り、特定の管理者によって運営される中央集権的なブロックチェーンネットワークの事を指します。
規模によっては多くのノードによる合意形成を必要としないため、非常に安定した運用が可能であるとされています。
今回解説している3つのブロックチェーンの中で最も非中央集権から遠いシステムであると言えるでしょう。
一方でデメリットと言える部分も存在し、中央集権的なシステムである為、管理者
側でのネットワークエラーやトラブル等があった際にはシステム自体が成り立たなくなる恐れがあるという点が挙げられます。
【実用例とは?】
プライベート型ブロックチェーンは暗号資産でも取り入れられています。
それは以前当ブログでも解説したこともあるRipple(リップル)です。
リップルの解説記事をまだご覧でない方はこちらもご覧ください♪
リップルのメインネットワークであるRipple Netがここで解説しているプライベート型のブロックチェーンであると言えます。
リップルでは国際間送金を目的としたブリッヂ通貨であることで、多くの金融機関と提携、Ripple Netへの参加を実現しています。
またその他にもコンソーシアム型とプライベート型のブロックチェーンでは銀行間送金や、証券取引等での活用が期待されているようです。

コンソーシアム型は組織と組織を繋ぐっていうことで、プライベート型は主に組織の中とかに限定しているってこと?

おおよそその通りじゃな、プライベート型に関してはその名の通り機密性に重きをおいてるんじゃ

なるほど!

このあと解説するパブリック型とプライベート型の中間にいるのがコンソーシアム型じゃな

バランスタイプだね!

そういうことじゃから、次はパブリック型の解説じゃ!
パブリック型ブロックチェーン

パブリック型ブロックチェーンは主に暗号資産で用いられるブロックチェーンです。
そんなパブリック型のブロックチェーンにはいくつかの特徴があります。
①管理者が存在しない
パブリック型のブロックチェーンには管理者が存在しません。
その為誰でも自由に参加することができることが大きな特徴になります。
②透明性が高い
環境がオープンであることや相互監視の形を取っていることで取引の透明性の高さもまた1つの特徴であります。
また、メリットがある反面デメリットが存在することもまた事実です。
次はデメリットについて解説していきたいと思います。
【パブリック型ブロックチェーンのデメリット】
そんなパブリック型ブロックチェーンにもデメリットが存在します。
それは新しく取引が発生し、ブロックを更新して行くうえで膨大な情報処理が行われています。
ここで生まれる2つのデメリットがスケーラビリティ問題と消費電力の問題です。
スケーラビリティ問題とは暗号資産の世界の根底にあるとされている問題で、
トランザクションが増えていくことにより処理が追いつかなくなってしまう問題の事を指します。
さらにもう1つの問題として消費電力がしばしば挙げられています。
これはビットコインのようにPoWをコンセンサスアルゴリズムに用いている場合、マイニング競争の激化によるマシンパワーの増大などが原因により消費電力が看過できないレベルにまで発展している事です。
ですが、2021年8月現在それらの問題を解決すべく続々と新たな暗号資産が生まれているため近い将来そういった問題も解決されているかもしれませんね♪

なるほど~!ブロックチェーンには3つの種類があるってことだね!

まずはそうじゃな、そしてそのネットワークを使う規模や範囲によってどれが適しているか変わってくるということなんじゃ!

そういうことだね!情報の機密性が高いければプライベート型が適しているし、非中央集権型で広範囲で使いたいのであればパブリックがいいってことだよね!

まさにその通りじゃ!わかってくれて何よりじゃ!そういうことでそろそろまとめにいくぞい!
ブロックチェーンの種類について解説、まとめ
ブロックチェーンの種類について
・ブロックチェーンにはパブリック型、コンソーシアム型、プライベート型の3種類が存在している
・コンソーシアム型は複数の管理者が存在し、複数の組織間でのネットワーク運用に適していると言われている
・プライベート型は特定の管理者による運用になっており、3つの中では最も中央集権型であると言われている。
・パブリック型は主に暗号資産に用いられており、管理者を必要とせず誰でも自由に参加できる事が特徴になっている
いかがでしたでしょうか?
普段暗号資産に触れていても意外とブロックチェーンの種類を気にすることはなかったかと思います。
今回の記事ではそんなブロックチェーンの大まかな種類や特徴などを解説しました♪
クリプト調査局では当ブログでの記事解説以外にもyoutubeにてゆっくり解説動画も配信しています♪
ご興味ある方は是非ご覧になってみてください♪