常に中立!トラブルを未然に防ぐ、エスクローとは?

GG
GG

トアが家を借りるなら、どうする?

トア
トア

唐突だね!それは不動産に言って仲介してもらうよ~

GG
GG

何故仲介をしてもらう必要があるのか考えたことがあるかい?

トア
トア

え?そりゃトラブルになったら怖いじゃん!大家さんが怖かったらやだもん!

GG
GG

ほれ、最近DEXの説明をしていたが、ここらで仲介者の存在を一度考えてみて欲しいんじゃ!ということで今回のテーマはエスクローについて!

皆さんはエスクローという仕組みをご存じでしょうか?
暗号資産に限らず、様々なサービスが無人化、自動化が進んでいる今だからこそ仲介者が何故必要だったのか一度考えてみるのもいいかもしれません。
本記事では物事における仲介、エスクローをテーマに解説していきます。

エスクローとは?

エスクロー(Escrow)とは直訳すると「寄託」という意味になります。
本記事においては一種の仲介業をイメージしていただくと、この後の解説のイメージが着きやすくなるかもしれません。
まずはエスクローとは何なのか、日本で展開されているエスクローについて紹介していきます。

【どうしてエスクローが始まったの?】

「お金を払ったのに商品が届かない」、「物品を送ったのに入金がない」など
トラブルが無いよう売買を成立させるために第三者が間に入る、保証するサービスがエスクローです。
このサービスシステム自体は元々アメリカの不動産取引において生まれたものだと言われています。
昨今のエスクローは主にeコマース等のインターネット上での取引においてその役割を果たしてきました。

そんなエスクローにおける取引は、下記の流れが一般的です。
①買主はエスクローエージェントに代金を預ける
②売主はエスクローエージェントへの入金を確認し、買い手に商品を発送する
③買主は送付された商品を確認し、エスクローエージェントに商品の到着を報告する
※当初の取引内容と異なる場合は、商品の返送または取引破棄をすることができる。
④エスクローエージェントは売主に代金を送金し、売主は代金を受領する

これが元々のエスクローの形だと言えます。
日本における不動産仲介業などに比べ、エージェントが主体となって取引が行われる形だと言えるでしょう。
本来売主と買主にあった売買における責任と権利をエスクローエージェントに一部委任する形であるという見方が適しているように考えられます。
この流れを見ると、仲介と代理の中間にあるという捉え方もできます。

【日本におけるエスクロー】

日本でのエスクローの形はどのようなものか皆さんはご存じでしょうか?
現況日本ではエスクローという制度自体はなくとも近いものは多く存在します。
中でも多いのがメルカリ、ヤフオクなどのCtoC eコマース事業だと言えます。

例えば、メルカリやヤフオクであれば、買主と売主のマッチングの後運営の主導で売買が取り行われます。
売買代金を一度運営が預かり、買主によって商品の受領の確認が取れ次第売主に代金が移転される為、前述で述べた金銭と物品の経路の不明瞭さを取り払いトラブルの発生が抑えられていると言えます。

この仕組みによって日本でのCtoC事業が大きく発展したといっても過言ではないでしょう。

トア
トア

エスクローがあるだけで安心だね!

GG
GG

そうなんじゃ、今ではアプリなんかで個人同士の売買も安心してできるが昔はそれこそ注文と違う商品が来たり、そもそもお金だけ持っていかれたりインターネット上の個人間売買というものは怖いものじゃったんじゃ…

トア
トア

なんか嫌な思い出があるっぽいね…

GG
GG

そりゃあそうじゃよ、今でもそういったものがないとは言い切らんが少なくともCtoCモデルのサービスを提供する大手企業はたくさんあるじゃろう。そこで多く起用されているのがエスクローというシステムなんじゃよ。

トア
トア

安心だねぇ…エスクローってでも暗号資産にも関係あるんでしょ??

GG
GG

もちろんじゃ、次は暗号資産においてのエスクローの話をしていくぞい

暗号資産におけるエスクローとは?

前述の説明でイメージが着いた方もいると思いますが、エスクローという決済保全システムはもちろん暗号資産の世界にも存在します。
ここからは暗号資産におけるエスクローについて見ていきましょう。

【ビットコインのエスクロー?】

ここではビットコインを例に出して解説を行います。
ビットコインでのエスクローはマルチシグを活用したシステムになっています。
マルチシグとはトランザクションに署名を行う「秘密鍵」を複数用いることで高いセキュリティを維持するシステムをです。

この秘密鍵を買主・売主・エスクローエージェントの各々が1つずつ保有する形を取ります。
そしてビットコインにアクセスするのに3つのうち2つの秘密鍵を必要とする「2of3」というマルチシグアドレスを用意します。

この時の売買の流れを簡単に解説する場合、下記の通りです。
①買主がマルチシグアドレスへビットコインを送金
②マルチシグアドレスへの着金が確認でき次第売主は商品を送付
③商品を受け取った買主は「売主へ送金」というトランザクションに秘密鍵で署名
④その後売主もそのトランザクションへ署名

上記の流れで買主には商品、売主には代金分のビットコインという取引がします。
しかし、この場合仮に買主が署名をしなかった場合や上記①の買主の送金後売主が商品を送付しなかった場合はトラブルになり得ます。
そこでエスクローエージェントが秘密鍵を一つ保有することによって、トラブルによって宙に浮いたままの取引を破棄、または実行することができるようなっています。
これがビットコインにおけるエスクローの概要です。

【エスクローとスマートコントラクト?】

スマートコントラクトはしばしば自動販売機に例えられる事があります。
自動販売機は入金・注文をトリガーとし、商品・おつりの排出まで契約・決済から引き渡しまでの売買を自動処理するシステムです。
スマートコントラクトも横文字でみるとなじみが薄く感じますが、取引の自動処理という言葉でみればわかりやすいかもしれません。
このスマートコントラクトは自動処理をどこまで行えるか、何に活用できるのか可能性のレベルからしばしば議論が起こります。

では、先ほどのエスクローのお話に戻ると、この取引の安全性の担保というのはイーサリアムのスマートコントラクトを活用した場合、エスクローエージェントの役割はスマートコントラクトで完結できるのではないかと多くの専門家やユーザーが意見を挙げます。

実際問題として自動販売機が入金・注文をトリガーとするようにスマートコントラクト上でもトリガーと有効な契約期間を定める事によって理論上はできてしまうのではという声があるのもまた事実です。

トア
トア

ブロックチェーンを活用してエスクローも発展していったって事だね!

GG
GG

ざっくりそんな感じじゃな。じゃが元々アメリカの不動産取引から生まれた仕組みじゃが、今後ブロックチェーン上でも不動産取引ができるようになっていくとも言われているからの、一種の原点回帰もあるかもしれんな。

トア
トア

でもきっとそれだけじゃなくて本当にたくさんの場所で活用されていくんだろうなぁ

GG
GG

それもそうじゃ、ブロックチェーンの可能性もそうじゃが何事も黎明期にトラブルはつきものじゃ。そんな時にわしらのような一般のユーザーを守ってくれるのがエスクローのような仕組みじゃとわしは思うぞい

トア
トア

間違いないね!

GG
GG

トアもエスクローについて理解してくれたようじゃからこの辺で今日の話をまとめていくぞい!

エスクローについて解説、まとめ

エスクローは、
・個人間売買においてトラブルが起こらないようにする仕組み
・日本では法規上でのエスクローという仕組みはないがCtoCモデルのeコマース事業で多く取り入れられている
・ビットコインでのエスクローはマルチシグを活用したシステム
・イーサリアムのスマートコントラクトとの親和性も高いのではという声も多く上げられている


いかがでしたでしょうか?
エスクローはあらゆる売買や取引で懸念されるトラブルを起こさないようにできるシステムであるという事がお判りいただけたかと思います。
今後もまたブロックチェーンの発展とともに必要とされるであろう仕組みですので本記事をきっかけにそういった仕組みがあることも知っていただけると幸いです♪

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