

コラー!

…?!え?何?!

エアコンつけっぱなし、テレビとパソコンをつけっぱなしでスマホを充電しながらアプリ…冷蔵庫開けっぱなし、お湯出しっぱなし!食べ残し…!

ごめんってぇ~、許してGG~!

まったく、暗号資産投資家の風上にもおけん…!

え~?暗号資産関係なくない?

ある!環境問題と暗号資産は密接な関係にある…!!
皆さんはSDGsという言葉をご存じでしょうか?
以前XwinというDEXでも簡単に紹介しましたが、暗号資産は金融状況だけに留まらず、環境問題にも影響を与えています。
今回は前編後編に分けて、「暗号資産と環境問題」をテーマに、ブロックチェーン技術の発展、進行されているプロジェクトについて解説していきます。
本記事は前編です。
前編ではSDGsとはなにか、また、SDGsプロジェクトについて紹介します。
後編記事では、国内のプロジェクトや環境問題と暗号資産における世界の認識について解説します。
後編も併せてチェックしてみてください♪
SDGsとは?

まず、世界中で共通認識とされている「SDGsとはどんなものなのか?」、また、その詳細について解説します。
【SDGsの定義】
外務省ホームページではSDGsについて下記の通り説明されています。
簡単に説明すると、SDGsとは「世界中にある環境問題、差別、貧困、人権問題といった課題を、2030年までに世界のみんなで解決を目指そう」という計画、目標のことを指しています。
このSDGsについて積極的に布教活動を行っているDEX、Xwinについてはこちらをチェックしてみてください♪
【17のゴール】
SDGsの定義は紹介しましたが、何もただ単に改善を試みているわけではありません。
SDGsでは下記の17のゴールが掲げられています。
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
冒頭でお話しした通り、一見暗号資産と関係がなさそうに見えますが、実はこのSDGsで掲げられたゴールの中でもいくつか関係しているものがあります。
時価総額1位を誇るビットコインは、コンセンサスアルゴリズムであるPowにより消費電力量が問題視されています。
この消費電力により地球温暖化を招いている、つまり「13.気候変動に具体的な対策を」というゴールは暗号資産と無関係ではありません。
また、本来の暗号資産の思想は分散化、誕生時点で「10.人や国の不平等をなくそう」というゴールを目指していたということになります。

ということで、環境問題は誰もが考えるべき、暗号資産だって無関係じゃない!

でもさ~

でも、は、ない!

(GGお母さんみたい…)関係あるって主張は分かったけど、暗号資産は環境破壊してるって言いたいの…?

いいや、暗号資産は電力消費が問題視されているが…

いるが?

このSDGsを意識したプロジェクトがあるんじゃ!
SDGsを意識したプロジェクト

二人の会話のように、大量の電力消費が問題視されている暗号資産でも、SDGsを意識したプロジェクトが数多く進められています。
ここでは中でも最近話題になっている環境問題をテーマにした暗号資産のニュースを、2つピックアップして紹介します。
【排泄が、独自トークンに…?】
韓国のとある大学で、独自トークンがもらえるトイレ(BeeViトイレ)が開発されたと話題になっています。
このトイレが設置されたのは、蔚山(ウルサン)科学技術大学、市環境工学を専門とするCho Jae-weon教授により考案されました。
排泄物を使用してバイオガスや電力、肥料を生成できる環境に優しい仕組みであり、使用すると独自トークンを入手できるというシステムです。
トイレを使用することで独自トークン「Ggool(韓国語で蜂蜜)」を獲得、一日に10Ggoolを受け取ることができるとされています。
このGgoolトークンは、大学内で実際に学生たちがコーヒー、インスタントカップヌードル、果物、本などの商品を購入する際使用することが可能です。
教授は、
「人は1日平均約500グラムの便を排泄する、ここから発生するメタンガスは自動車を約1.2キロメートル走らせることができるエネルギーに相当する」
と、語っています。
排泄物を環境に循環させていく「BeeViトイレ」のような試みは今後大きな可能性を秘めており、ほかの分野でも環境を考慮した技術や試みがされていくと考えられます。
【プラスチックごみ】
つづいて、世界で問題になっている海洋プラスチックごみ問題についてです。
カナダの「プラスチックバンク社」が提供しているサービスが、その問題を解決する方法ではないかと話題になっています。
プラスチックバンク社既に数か国に収集所を設けており、プラスチックごみを暗号資産で買い取って回収、リサイクルを行って作成したソーシャルプラスチックをメーカーなどに販売しています。
このソーシャルプラスチックを使用する企業は、環境対策を積極的に協力しているとして、色々な方に認知してもらえるという恩恵を受けることができます。
日本でも馴染みのある飲料水のevianもこのプロジェクトに参加しているのです。
また、プラスチックごみを集めてプラスチックバンクに売ることで暗号資産を入手することができるため、ゴミを減らせるだけでなく貧困層の救済にも役立つと言われています。
ゴミを収集することで受け取った暗号資産は、指定の店で水や食料などと交換が可能です。
このプラスチックバンクの試みは、SDGsのゴール14「海の豊かさを守ろう」の達成だけでなく、他の多くの目標達成にも繋がるときたいされています。

排泄物とかごみに価値があるの?!

うむ、大学のトイレで発生したメタンガスはエネルギーに変換、主に大学の電力にあてられていて

うんうん!

ゴミを回収してくれる人、広告を打ちたいプラスチックを使用する企業との仲介に入ってWinWin…うまいことまわしておるじゃろ?

日本も絶対真似すべきだよ!

日本でも環境のことを考えた取り組みはされておる、が!今日はここまで!おさらいしておくぞ~
【前編】鬼が出るか蛇が出るか…?果ては世界を救えるか?!暗号資産とSDGs解説、まとめ
SDGsとは、
・世界中で共通認識とされている環境問題等の課題解決を目指す計画のこと
・世界中の課題に対して17個のゴールが掲げられている
・これらのゴールを2030年までに解決することが目標である
SDGsを意識した暗号資産のプロジェクトは、
・韓国の大学でトイレを使用することで学内で使用できるトークンを獲得可能
排泄物から発生するメタンガスにより学内の電力を賄うという取り組み
・プラスチックごみの収集所を設け、回収者には暗号資産を配布
回収されたプラスチックは再利用され、企業に販売されるという仕組み
いかがでしたでしょうか?
暗号資産とSDGsをテーマに、前編はSDGsについて、またSDGsを意識した暗号資産のプロジェクトを紹介しました。
後編では日本で発足されているプロジェクトや環境問題と暗号資産における世界の認識について解説します。
後編も併せてチェックしてみてください♪是非チェックしてみてください♪