【前編】消えた暗号資産の行方…?

GG
GG

最近調子が悪いのう…

トア
トア

どうしたのGG、顔色(?)悪いけど!

GG
GG

いや、そろそろメンテナンスをせんといかんなと思っとったんじゃ…トアは優しいのう、ワシ感激!

トア
トア

…!GG、ホントにきつかったら、暗号資産に関する取引所やウォレットのアカウント情報を教えてね…!

GG
GG

は?なに、すごい怖い。もしかして遺産狙ってる?サイテー。感動返して!

トア
トア

準備って大事じゃん!GGにもしものことがあったら、保有してる暗号資産が心配で心配で…

GG
GG

否定せい!ワシだってちゃんと考えておるわい!ついでじゃ、消えた暗号資産について解説してやろう!

持ち主を失うことで誰にも動かせなくなった状態の暗号資産。
今回は「消えた暗号資産の行方」と題して、暗号資産を保有したまま亡くなった方の例や、自身に何かあった際の暗号資産の取り扱われ方について、前編後編に分けて解説していきます。
こちらは前編です。
前編では、主に自身に何か起こった際の暗号資産相続について紹介しています。
後編では、取引所はどのように扱うか、より具体的な紹介とその他のケースについて紹介します。

後編はコチラです!是非合わせてチェックしてみてください♪

暗号資産は相続できる?

決済法上、暗号資産は「代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができる財産的価値」と規定されているため、財産とみなされています。

財産とみなされているため、保有者が亡くなった場合は相続や贈与で取得、相続税・贈与税の対象なります。

【一般的な相続の基礎的な知識】

一般的に、特に遺言状で指定されていなければ、亡くなった方の遺産は、法で定められた「法定相続分」の割合に従い、「法定相続人」に対して分配されます

被相続人の親がすでになく、子供もいない場合は、配偶者がすべての遺産を相続することになります。

ここから先は、法で定められた優先順位と分配率によって、相続人に遺産が分配されていきます。
第1順位は子供となり、この場合は遺産の半分を配偶者に、残り半分を子供に分配していく形になります。

子供が複数人いる場合は、遺産の半分を子供たちで均等に分配します。
子供がいない場合には、第2順位の親が相続人となり、親もいない場合には第3順位の兄弟が相続人となります。
いずれの場合でも、分配された財産に応じた相続税が発生します。

【暗号資産をどうやって相続する?】

暗号資産は預貯金と違い、通帳を見れば残高がわかるとはなりません。
また、どの暗号資産をいくら保有しているのかを家族が正確に把握していないケースは非常に多いと思います。

被相続人が保有している暗号資産の種類や数量を把握しなくてはならないのですが、これは非常に難しく現実的ではありません。

本人が生前に使っていた取引所や手持ちの暗号資産の残高をメモしていたり、事前に伝えられている場合は問題はありませんが、そうでなければPCやスマートフォンをチェックして、暗号資産の取引に関わっていたかどうかを確かめる必要がでてきます。

【遺族・相続人がいない投資家が亡くなったら、暗号資産はどうなるのか?】

預貯金は10年以上取引がないと最終的には休眠口座として扱われます。
暗号資産も同様の扱いになると考えられますので、相続人がいない投資家が亡くなって10年放置されると、最終的には国が収用することになります。

現状として、暗号資産取引所が事業を開始して10年は経過していない為、まだそのような実例が生じていないとされています。

今後の法整備が進んだり、暗号資産としての歴史が進むことによって、こうした事例が出てくる可能性は十分にあると考えられます。

トア
トア

相続税か…

GG
GG

あの、ワシが死ぬ前提の話はそろそろやめてもらってもいいですか?

トア
トア

でも何があるかわかんないから、やっぱり知っておくべきだよ!

GG
GG

いや、知るのは構わんけど…

トア
トア

局長もGGもどうせ一生独身なんだから!国に渡すより私に遺そう!

GG
GG

…!(局長も巻き込まれとる…)

トア
トア

何が重要なのかだけでも押さえておかないと!ね!

GG
GG

うぅ…では生前の対策について話しておこう…

生前の対策が重要

具体的には、暗号資産がどこにあるか、相続があったときにどうすれば暗号資産を引き出せるか(または換金できるか)といったことを、紙に書いたメモで残しておくことは非常に有効です。

わざわざ紙に書くのは、相続人に見つけてもらえるようにする事が目的となります。
パソコンやスマートフォンなどにデータとして残していた場合、事例のようにパスワードがわからないといったケースになる可能性があるためです。

暗号資産を保管している手段によって、以下のような内容を残しておくことが生前の準備と言えるでしょう。

取引所
・どの取引所に口座を開設しているか
・相続時の手続きはどうすればよいか
・パソコン、スマートフォン 端末やウォレットのパスワードなど、暗号資産を引き出す方法を書いたメモを金庫などで保管する

ハードウォレット
・端末の形状や保管場所
・暗号資産を引き出す方法(パスワードなど)
・ペーパーウォレットの場合は、暗号資産を引き出す方法を書いたメモをペーパーウォレットとは別の場所で保管する

いずれも紙などにメモしておき金庫等で保管しておくべき内容です。
暗号資産は相続税法で物納が認められる財産に規定されていないため、暗号資産で相続税を物納することはできません。
相続を行った時のレートで、日本円換算した資産に対して相続税がかかることとなります。

【相続税を申告しないとどうなる?】

すべての税に共通することではありますが、税の申告を怠り納税を不当に免れると、ペナルティがあります。

例えば、期限を過ぎて納付した場合は、年14.6%の延滞金が発生しますが、理由問わず科せられるペナルティとなります。
期限に遅れるどころか申告をせずに、税務署の調査によって指摘された場合は延滞税に加えて無申告加算税が科されます。

状況によってその税率は20%にもなることから、かなりの高額になることも少なくありません。
また、申告していても過少申告であれば、過少申告税が追加され、さらに悪質な場合は重加算税として納付額の40%が上乗せされることもあります。

そのため、しっかりと税務署や税理士に相談等をして、正しく納税することが大切な資産を守ることにもつながります。
また、暗号資産のルールについては法整備がまだ進んで行くと思われますので、最新の情報で正しく行動することが最も大切となる、という認識をしっかりと持ちましょう。

GG
GG

ワシは…

トア
トア

うんうん!

GG
GG

本当に大事なメモは体に組み込まれているので、死なないと取り外せません!

トア
トア

…!分かった!GGの気持ちしっかりと受け継ぐからね!

GG
GG

え…

トア
トア

♪♪~

GG
GG

何故こんな心無い娘になってしまったんじゃぁ~…、とりあえず前半はここまでにしておくかのう

【前編】消えた暗号資産の行方…?、まとめ

暗号資産の相続は
・贈与で取得、相続税・贈与税の対象となる
・被相続人の親がすでになく、子供もいない場合は、配偶者がすべての遺産を相続する等法律に則った分配がされる
・被相続人は保有している資産を把握しなければならない
・被相続人がいない場合は国が収用する可能性がある


取引所に資産を保有している場合下記の内容を残しておくことで生前対策となる
・どの取引所に口座を開設しているか
・相続時の手続きはどうすればよいか
・パソコン、スマートフォン 端末やウォレットのパスワードなど、暗号資産を引き出す方法を書いたメモを金庫などで保管する


ハードウォレットに資産を保有している場合下記の内容を残しておくことで生前対策となる
・端末の形状や保管場所
・暗号資産を引き出す方法(パスワードなど)
・ペーパーウォレットの場合は、暗号資産を引き出す方法を書いたメモをペーパーウォレットとは別の場所で保管する


相続税は
・暗号資産は物納が認められる財産ではない
・暗号資産の場合相続を行った際の日本円換算で収める必要がある
・申告しないと追加徴税がなされる


いかがでしたでしょうか?
前編となる本編では、主に自身に何かあった際の相続について紹介しました。
暗号資産は以前にも増して知名度を上げ、多くの方が取引するようになっています。
それに伴い、この相続がうまくいかないことで、二度と日の目を浴びることのない「流通しない消えた暗号資産」となってしまうケースが今後増えることが予想されます。
明日はわが身、生きている以上何が起こるかわかりません。
しかし、起こってしまう前に考えて準備することが重要なのです。
後編では、取引所はどのように扱うか、より具体的な紹介とその他のケースについて紹介します。

後編はコチラです!是非合わせてチェックしてみてください♪

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