

ねえねえGG?

はいはい

暗号資産って定期的にアップデートしてたりする?

あぁ、ものによるが、アップデートするとなるとホルダーは気にするじゃろうな

でね、気になる記事を見つけたんだけど、ビットコインもアップデートするの?

ほうTaproot(タップルート)か

もしかして今から内容を把握しておけば波に乗れるんじゃないかって思ってね!

いい心がけじゃな、では一緒に内容を確認しておくか、前提としてビットコインが過去に行ってきたアップデートを知る必要があるじゃろう
比較的古くからある暗号資産はアップデートをすることで急激な価格高騰を繰り返してきました。
本記事では前編と後編に分けてビットコインの過去に実施されたアップデート、また進行中のアップロードプロジェクトであるTaprrotについて解説します。
この記事は前編です。
前編ではビットコインの抱えている課題と共に、過去に実施されたアップデートついて解説します。
後編では巷で噂のTaprrotについて解説しています。
こちらもチェックしてみてください♪
ビットコインが抱える課題

時価総額首位をマークし続けるビットコインにも課題や問題点が多く存在します。
ここでは後発の他の暗号資産と比べてビットコインが劣っている点や改善が求められている点について紹介します。
ビットコインについてはこちらをチェックしてみてください♪
【①スケーラビリティ問題】
数年前に比べると暗号資産の取引は年々増加傾向にあるといわれています。
そんな中特別な処理方法や、特殊な技術を組み込まれていない暗号資産は、取引量が増えるにつれ、送金に掛かる時間とそれに伴う手数料が高くなってしまうという問題を抱えます。
ビットコインも例外ではなく、ブロック生成時間=送金までにかかる時間が短いとは言えず、手数料も決して安くありません。
昨今ではブロック生成時間が極端に短く1秒で数千件の送金が可能な暗号資産等が登場する中、10分以上掛かり手数料も安くはないという点はビットコインの致命的な部分ともいえるでしょう。
処理速度が優秀な暗号資産についてはこちらをチェックしてみてください♪
【②マイニングによる消費電力】
ビットコインが採用しているコンセンサスアルゴリズムはPow方式です。
暗号資産の始祖ともいえるビットコインに採用されたPowは、多くの暗号資産に組み込まれているものの、昨今ではその消費電力が問題視されています。
多くの暗号資産に採用されているものの、王者たるポジションに鎮座するビットコインは目の敵にされやすい立場にあります。
多分な情報を含む取引情報を承認するためには、それに伴う演算能力も必要であり、結果として「ビットコインは環境に良くない」というレッテルを貼られてしまっているのです。
コンセンサスアルゴリズムとマイニングについてはこちらをチェックしてみてください♪
【③スクリプト機能】
さて、突然ですがここで問題です。
ビットコインにスマートコントラクト機能はあるのかないのか?
実はビットコインにもスマートコントラクトと似たような「命令分を実行するスクリプト機能」が存在することをご存じでしょうか?
ビットコインにそんな機能があることを知らないという方は少なくないと思います。
ビットコインのスクリプト機能を差し置いて、イーサリアムのスマートコントラクトが台頭に上げられるのには、「ループ」機能の有無がポイントとなります。

画像のように、スクリプト機能はループ処理が出来ないのに対して、イーサリアムではループ構文を含む柔軟なプログラムを組み立てることが出来ます。
プログラミングの知識に明るい方であれば、ビットコインのスクリプト機能では「forやwhile文が使えない」の一言で伝わるかもしれません。
ちなみにこのように項目が増えてしまうとデータ容量が大きくなってしまうというデメリットも発生します。
複雑なプログラミングがハッカーの標的となる可能性を孕んでいるため、一長一短ではあるものの、見方を変えれば「そのような機能があることを知られていない」ことが有用性の低さを証明してしまっているのです。
スマートコントラクトを有しているイーサリアムについてはこちらをチェックしてみてください♪
【④プライバシー】
ビットコインが抱える問題と定義するのは強引かもしれませんが、プライバシーについても常々議論がされています。
暗号資産は中央集権を撤廃するために思想されたからこそ「透明性を保つ必要がある」、しかし同時に「匿名性」を保つという要望を満たす必要もあります。
例えば日本国内の取引所であるコインチェックで流出事件が起こった際、追跡機能を利用して操作がされています。
しかし、流出に関わっていない人まで疑われたという事例が発生しました。
ちょうどいい塩梅を迎えることは一生ない項目かもしれませんが、暗号資産が有している機能自体にプライバシーがないと訴える人も一定数存在することを忘れてはいけません。

あれ、王者の貫禄が霞んで見える…?

始まりが必ずしも優秀とは限らんからのう。価格はトップであったとしても機能がダントツである保証はもちろんないんじゃ

じゃあビットコインはヴィンテージだね!

上手い例えではあるのう…。一定の機能があるけど、その価値自体が評価されるということか…

古い暗号資産と言われないために…初めてアップデートするんじゃよぉ~ドヤア

それワシの真似?ちなみにそれは不正解じゃ。今回噂のTaprootが初のアップデートではないぞ?

じゃあもう初心な頃のあの人ではなくなってしまったっていうの…?!

(ドラマの見すぎ…?)次は過去に実施したアップデートを紹介しよう
過去に実施されたアップデート

先ほどはビットコインが抱える課題について解説しましたが、ここからは過去に実施されたアップデートを紹介します。
【ビットコイン初のアップデート】
誕生したとされる2008年から約10年の時を経て、ビットコインは2017年大型のアップデートを行いました。
数年前である当時”仮想通貨”の取引量が増えたことで、ビットコインは大きな課題であるスケーラビリティ問題に直面します。
誕生時して数年後には懸念されていた1ブロックあたりのトランザクション容量が限界に差し掛かっており、今のままではどうしようもないという状況に陥っていたとされています。
そこでSegwit(セグウィット)の導入に踏み切ったのです。
Segwit(セグウィット)とはビットコインの為に提案された、データを圧縮する技術を指します。
限界を迎えていたビットコインの1ブロック当たりの容量は1MB、しかし、Segwitを導入することで最大1.7MBまでのトランザクションが格納を可能になりました。
Segwitを導入している日本生まれの暗号資産についてはこちらをチェックしてみてください♪
余談ですが、ビットコインを救った救世主とも表すことができるSegwit導入は、同時にビットコインの分裂を招いてしまいます。
Segwit導入に対して大きな混乱が起き、ビットコインのコミュニティは2つの派閥に分かれる結果となっています。
・segwit派→「中に入れる物を小さくして、容量増やそうよ!」
・ビッグブロック派→「いいや、容量は変えずに入れ物を改善しようぜ!」
※ビックブロック派は、ブロックの容量を大きくすることを提案した派閥です
このビッグブロック派で誕生したのが、ビットコインキャッシュ(BTH)となります。
ビットコインキャッシュについてはこちらをチェックしてみてください♪
【Segwitと抱えている課題の解消】
実は冒頭で説明したビットコインの抱える課題は、どれもSegwit導入後もほとんど解消されていません。
強いて挙げるとすれば、焼石のスケーラビリティ問題に水を垂らした程度となっています。
(ブロック生成速度が向上したため、スケーラビリティ問題に貢献したとも取れる)
暗号資産の取引がそれだけ増加しているから追いついてないという考え方が出来ますが、黎明期を超えて誕生した高性能の暗号資産に遅れを取っている状態であることは否めないのもまた現状です。

お?だから満を持してなんだね?GG?

あ、はい、そうです

そこから今回噂のアップデート、たっぷりふるーとになるんだね?

タップルート

さぁ、臆せず話してみ賜え、GGよ~♪

あ、尺の都合上次回やりまぁす!まとめますね~

ぐぬぬ!
【前編】満を持して?!ビットコインの歴史?アップデート内容Taprootについて、一挙解説、まとめ
ビットコインの抱える課題は、
・スケーラビリティ問題
・マイニングによる消費電力
・スクリプト機能
・プライバシー
ビットコインのアップデートは
・過去にSegwitというデータ圧縮技術が導入されている
・抱える課題を解消しているとは言えない
いかがでしたでしょうか?
前編である本記事ではビットコインの抱える課題と、過去のアップデートについて詳しく解説しました。
新しい何かを取り入れるには、必ず理由があります。
絶対王者として君臨するビットコインが抱える課題を理解することで、後編で解説するTaprootがどれほど期待されているかイメージがつきやすくなるはずです。
併せてチェックしてみてください♪