

大将!エンガワ一丁

今日はSushiswapを解説していくぞい

やだGG!冷たい!!

でもSushiswapについて知りたいんじゃろ、ばればれじゃ

うん!きっとマグロとかのかわいいアイコンがついてるDEXなんだろうな~

そう思うのも無理はないが、どちらかというと巻き寿司のようなアイコンじゃよ

えー!

気を取り直して、Sushiswapについて解説じゃ~
本ブログで以前紹介したRaydiumと統合を計画しているSushiswapは高い流動性を誇るDEXの一つです。
Web上ではSUSHIというトークンやSushiswapという名称を見る機会が増えましたが、どのような特徴があるかをご存じない方は少なくないと思います。
本記事では意外と知られていない事件や管理者、またDEXとしての特徴を解説していきます。
DeFiやDEXが何かわからない方は、先にこちらの記事をご覧ください♪
Sushiswapとは?

Sushiswapは先述の通りDeFiアプリケーションの一つであり、管理者のいない取引所を意味するDEXです。
ここではSushiswapについて簡単に解説していきます。
【Sushiswapの基本情報】
Sushiswapの基本情報は下記の通りです。
取引所名 | Sushiswap(スシスワップ) |
取引所種類 | 分散型取引所(DEX) |
通貨(トークン)名 | SUSHI(スシ) |
ブロックチェーン | Ethereum(イーサリアム) |

上記URLからSushiswapにアクセスが可能です。
アクセスすると画像のようなトップページとなっています。
冒頭で二人の会話であったように、日本人になじみのあるマグロのような寿司のアイコンでは無く、巻き寿司のような見た目をしています。
海外では生食の文化がないため身近なJapanese Sushiとは、こちらでいう”カリフォルニアロール”のようなものが一般的であることが理由かもしれませんね。
【Uniswapとの関係性】
DeFiを紹介した記事でも説明していますが、DEX等のアプリケーションは透明性を保つためにオープンソースであることがほとんどです。
オープンソースとは構築しているプログラムを公開している状態を指しており、その内容を公開することにより”このような仕組みです”、”不正はありませんよ”というアピールができます。
このようなメリットをもつオープンソースにも、コピーされるというリスクが伴います。
コピーして作成されたDEXはオリジナルと同一の機能を持ちますが、これはユーザーの分散化を招きかねません。
今では有名なSushiswapはUniswapのオープンソースをコピーして構築されたDEXです。
Uniswapについてはこちらをチェックしてみてください♪
UniswapのコピーであるSusiswapは、同様にイーサリアムのブロックチェーン上に構築されており、似通った機能が複数存在します。
ただしそんなSushisuwapもBSCやHECO、Polygon(Matic)等さまざまなチェーンに対応をしていく等、Uniswapにない特徴を取り入れることでその知名度を上昇させています。
【出口詐欺と管理者の交代】
Sushiswapの設立者はシェフ・ノミと名乗る匿名の人物であるとされており、2020年8月に設立後わずか1週間で12億7000万ドルもの資金を集めたことで話題になりました。
しかし、同年9月にはシェフ・ノミ氏により大量のSUSHIトークンがイーサリアムに交換していたことが発覚しています。
これは多くのユーザーから出口詐欺を疑われる事態になり、その結果SUSHIトークンの価格は当時約73%も急落しています。
この件についてシェフ・ノミ氏は、ツイッター上で謝罪、更には事態の収束をはかるため、3万7000ETH(約14億円相当)をSushiSwap開発基金へ戻したことを報告しています。
その後シェフ・ノミ氏はSushiSwapの管理権限を手放し、暗号資産取引所FTXのCEOであるバンクマン・フリード氏(通称:アフロ)へ移譲しました。
FTXのバンクマン・フリード氏についてはこちらをチェックしてみてください♪
【話題になった理由】
ここではSushiswapが話題になった理由をいくつか紹介します。
※一部既に紹介した内容を含みます
・Uniswapのコピーであること
・創設者の不正が疑われ、管理者が交代したこと
・交代後の管理者がバンクマンフリード氏(通称アフロ)であったこと
・Ethereumベースはもちろんのこと、BSCベース、Solanaベース等様々なDEXとサービスの統合
・SUSHIトークンを使って実際にお寿司が食べられるというユニークなニュース
・NFT等ニーズに合わせたサービス拡充
ここに挙げた理由は一部ではあるものの、最後に上げた”ニーズに合わせたサービスの拡充”は非常に重要な項目といえます。
新たなDeFiアプリケーションの誕生に対し、独自性のあるサービス提供やアップデートを行わない限り後発のDEXが有利になることは言うまでもありません。
新規参入者を取り込み、流動性を向上させなければ取引所としての機能を果たせなくなる可能性が高くなります。
利便性に優れているという理由でEthereumのブロックチェーン上に構築されたDEXは数多く存在しますが、現在はガス代の高騰等、その有用性に疑問が持たれています。
そこで新たに誕生したBSCやSolana等の新たなDEXが話題となる中、異なる規格のDEXと提携や統合等で独自性の発現を目指していると捉えることが出来ます。
Sushisuwapとの統合が発表されているRaydiumに関しては、こちらの記事をチェックしてみてください♪

結構波乱万丈なDEXだねw

結果的にバンクマンフリード氏が管理権限を持つことになったのはいいことかもしれんがな

やっぱりアフロの影響はすごいからSushiswapは返り咲いた感じ?ネームバリュー的な

もちろん偉大な青年であるのは間違いないが、機能がいいからこそユーザーがついてくるんじゃよ

ほう…して、その機能とは?

はいはい、次はSushiswapの特徴について解説するぞい!
sushiswapの主な機能

先程はSushiswapについて簡単に紹介しましたが、ここでは人気を博した理由、また特徴について解説していきます。
【sushiswapの主な機能】
sushiswapの主な機能は下記の4つです。
・Swap
・Pool
・Farming
・Lending
新しいサービス展開をしており、レンディング機能やNFTサービスなども拡充しています。

機能についてもユニークなネーミングをつけられています。
※デフォルトで日本語の表記がされていますが、投資用語を無理に翻訳しているため、意味はなんとなく分かっても従来のDEX利用者にとっては混乱する表記も散見しています
Kashi(柏/貸し)→レンディング機能
Bento Box(弁当箱)→dAppsの基盤となるサービス、Kashiの金庫的役割
Sushi Bar(寿司バー)→SUSHIのステーキング機能
Onsen(温泉)→イールドファーミング機能
この機能から見てもUniswapをそのままコピーして運用しているとは思えないようなサービスを提供していると言えます。
【SUSHIトークンについて】
Sushiswapの独自トークンであるSUSHIは、ガバナンストークンとしての役割を担っています。
これだけを見ると、Uniswapの独自トークンと似た機能として捉えられがちですが、厳密に言うと同じ役割ではありません。
Sushiswapでは、SUSHIそのものを使って投票するのではなく、SUSHIをプールに預け入れたりステーキングしたりして得られる「SUSHIPOWAH」を使うことで投票が可能です。
これは大きな資金をもつ大型投資家の影響を防ぐための施策です。
また資金が必要になった際、開発基金ウォレットから資金を引き出すことになりますが、 9人のうち6人の署名が必要であり、9名の署名者は選挙によって選出されます。
このように段階を踏むことで、保険として蓄えている開発基金を容易に使用しないよう工夫がされているといえるでしょう。
【PoolとFamingについて】
SushiSwapでは 「流動性プロバイダー」になることで手数料収入を得られます。
プールは次の2つのメニューから選べます。
・常設 (permanent)
・onsen
一般的な流動性プールは常設 (permanet) の物を指し、一方、onsenは常設でない一時的な流動性プールのことを指しています。
このonsenは、Sushiswap運営者が「流動性を高めたい」としている通貨ペアをリストしたもので、主に新しい暗号資産プロジェクトが発行するコインが選択されています。
また、Sushiswapでは通貨をペアで預け報酬を得るシステムをPool、純粋に特定の資産を預けて報酬を得るシステムをSushiBarと呼び、特にBSC系のDEXとは逆の名称とシステムであるためご利用の際は注意してください。
【Lendingについて】
2021年3月には、新たに『KASHI(貸し)』と『BentoBOX(弁当箱)』のリリースを発表しました。
『KASHI』は、レバレッジ取引を行うトレーダーがポジションを持つためにSushiSwapから資産を借入可能なプラットフォームです。
『BentoBOX』は、資産を預けることで報酬を得る仕組みをより利用しやすくするプラットフォームです。
KASHIは金融機関や貸金業者、BentoBOXは金庫のように捉えてもらって問題ありません。
これらのプロジェクトはSushiSwapのリリース当初からGitHub上で開発が行われており、テストや監査をクリアして、今回のリリースへとつながりました。

英語は得意ではないんだけどさ…めちゃくちゃ見にくい!!!

そんなのDEX使い慣れた人はGoogleで逆翻訳すれば解決する話じゃ

…!ほんとだ!よくわからない翻訳よりこっちの方が良いかもしれない…!

ワシも最初は首をかしげながら調べてたからのう

最近追加された機能もあるみたいだし、どんどん成長していくDEXってことでいいかな?

そうじゃな、競合が続々と誕生する中、アップデートをしていかないと勝てないからのう

冗談みたいな名前だけど、話を聞いたり、中身を見てみたりしたら愛着がでてくるし、目的がしっかりしたDEXだね!

今後も要チェックなDEXじゃな!では本日のまとめにいくぞい!
飯炊き3年握り8年の修業は不要!!おいしいSushiswapを解説、まとめ
Sushiswapは
・Ethereumブロックチェーン上に構築されたDEX
・独自トークンはSUSHI
・Uniswapのオープンソースをコピーして構築された
・設立者はシェフ・ノミと名乗る匿名の人物
・2020年秋に出口詐欺を疑われ、謝罪後はバンクマン・フリード氏に管理権限を移譲した
Sushiswapの特徴は
・Swap、Pool、Farming、Lending等のサービスを提供している
・それぞれユニークなネーミングがついている
・SUSHIがガバナンストークンの役割を果たしている
・Poolは常設と一時的なもの、の2種類が存在する
いかがでしたでしょうか?
不思議な日本語でメニューの表示に戸惑うこともあるかもしれませんが、製作者が日本に興味を持っていることが伝わってくる、自然に愛着がわく方も少なくないかもしれません。
Sushiswapは新たなサービス提供のため、日々アップデートをおこなっているからこそ高い取引高を誇っています。
本記事を読んで、使用するDEXの選択肢が増えた方がいらっしゃれば幸いです。