

ねえGG!

どうしたんじゃ?

DEXってなーに??

お、そのジャンルに興味が沸いてきたのうかのう

最近ちょくちょく聞くようにはなってきたんだけど、実際よくわかんなくてさ

まあ仕方がないのう…よし!今回はDEXについて詳しく解説していくぞい!
ここ最近皆さんの周りでもDEXという言葉をよく耳にすると思います。
このDEXですがよく聞くけどなんのこと?という方も少なくないと思います。
本記事ではそんな暗号資産の新常識であるDEXの基礎知識からわかりやすく解説していきます♪
DEXを理解するためには、DeFiの知識が必要になります。
DeFiをご存じない方は先にこちらの記事をご覧ください。
DEXとCEX

皆さんが普段使っているようなbitFlyerやcoincheckなどはCEX(Centralized Exchange-セントラライズドエクスチェンジ-)と呼ばれ中央集権型取引所という呼ばれ方をしています。
この中央集権型取引所は買い手と売り手の間に仲介管理者が存在します。
DEXはDecentralized EXchange(ディセントラライズドエクスチェンジ)の略称になり、日本語でいうところの分散型取引所という意味合いになります。
分散型取引所とはつまり、管理者のいない取引所を指します。
このDEXでは主にイーサリアムのスマートコントラクトを活用し、管理者がいなくとも運用されるようなシステムになっています。
☆DEX=分散型取引所(管理者がいない)
☆CEX=中央集権型取引所(管理者がいる)
【DEX・CEXのメリットとデメリット】
この2つの違いを挙げるとすればこのようになります。
この違いを元にメリットとデメリットを考えていきましょう。
DEX
・秘密鍵の管理を自分でしなければならない
・通貨はブロックチェーン上に保存され特定の場所に集中しない
・全て自己管理の為鍵の喪失等の場合復元が不可能
・利用するに当たって本人確認の必要がない
CEX
・秘密鍵の管理は取引所が行う
・通貨が取引所に集中する
・カウンターパーティリスクが存在する
・利用には本人確認が必須
・何かあった場合取引所への問い合わせができる
CEXでは秘密鍵を取引所が管理しているので、ハッキングなどのリスクが存在します。
ですがDEXでは利用時の個人情報登録も不要であり、秘密鍵も自分で管理しているため、取引所側での情報漏洩の心配がありません。
※自分で管理している部分はきちんと管理していないとリスクはあります。
また、ブロックチェーンのシステムを使って運営されていることから、
ヒューマンエラーや悪意のあるユーザーによる改ざんが極めて困難であること、秘密鍵をユーザー自身が管理しているため、ハッキングされにくくなることからセキュリティーへの安心感は非常に高く感じられます。
しかし、取引の履行を担保する管理者がいなければ、不安感じる方もいらっしゃると思います。
ですがユーザー同士の不正が起きないようにするために、前述でもあげたスマートコントラクトが採用されています。
暗号資産同士を決められたレートで交換する契約がブロックチェーン上にあり、条件がそろえば自動的に契約が実行されるようにプログラムされています。
また、CEXでは、取引で使われる通貨を管理者が事前に担保しているため流動性を確保できますが、分散型取引所ではそもそも管理者がいない為この方式を取ることができません。
そこでDEXでは流動性マイニングなどのサービスを提供しています。
流動性マイニングはユーザーが特定の通貨を貸し出しすことで流動性を確保するものです。
通貨を貸し出したユーザーに利息などの形で報酬を与えられます。
後述しますが今回DEXが話題を呼んだのはこの部分に大きな理由があります。
☆DEXのメリット☆
・本人確認が不要
・ハッキングリスクが低い
※自身での徹底した管理が必須
・基本的に取引所の倒産やハッキングによる資産の喪失の心配がいらない
☆DEXのデメリット☆
・認知度がまだ高くないためCEXに比べると流動性は少し劣る
・秘密鍵は自己責任での管理
・日本円などの法定通貨が使えない為、参入ハードルが少し高い
☆CEXのメリット☆
・仕様が初心者にも使いやすい
・法定通貨が使える
・鍵を紛失するリスクがない
☆CEXのデメリット☆
・本人確認が必要なため利用を始める上で少し手間になる
・取引所へのハッキング被害がある
・取引所の倒産リスクも存在する

DEXは管理者がいて、CEXはいないってこと?

そういうことじゃ

違いはわかったんだけどなんでDEXが話題になったの?

そうじゃなあ、もちろん理由は一つではないのじゃが流動性マイニングかのう

流動性マイニング?

要するに取引所に通貨を貸して利息がもらえるんじゃ、そこらへんも解説していくぞい
流動性マイニングとは?

前述でもあった通り暗号資産をDEXに預け、流動性を提供する見返りに利息を得ることに加えて、新規トークンを獲得することを流動性マイニングと言います。
この流動性マイニングですが、なぜここまで話題を呼んだのでしょうか。
それはその異常とも言える高利回りと獲得した新規トークンへの期待値の高さにありました。
あるDEXでは数百%を超える異常な高さの年利を生み出すことはおろか時には数千%の利回りを叩き出す事も珍しくはありませんでした。
昨今のあらゆる投資の中の利回りは5~10%が平均値であることを見ればその数値のどれだけのものなのかお判りいただけると思います。
また大手取引所に上場する前の銘柄の新規トークンが手に入る事から、ユーザーは上場後に売却することで資産を大幅に増やすことができます。
もちろんこの利回りは確実な利益の保障を得られるものではありません。
その通貨の価値が暴落すれば、得られる利益どころか損失を食らう事もあり得ます。
ですがそのリスクを覆す程の魅力を感じられるのがこの流動性マイニングなのです。

数千%って何?意味わかんない…

すべてがそこまで行くわけではないぞい

でも実際にそういう事例もあるんでしょ?

そうじゃのう、じゃが参入するにせよきちんとリスクは理解しておくんじゃぞ?

でもどこでできるの?

取引所についても少し教えておくかのう
ユニスワップとパンケーキスワップ

本記事で解説したDEXですが、その取引所もいくつかご紹介します。
ここでは2つの有名な取引所としてユニスワップとパンケーキスワップをご紹介します。
【ユニスワップ】

Uniswapは、DEX、つまり管理者を必要としない分散型取引所です。
2018年から運営がはじまり、現在では数千種類もの暗号資産を取り扱うだけではなく、DEXの特徴を生かし本人確認が不要な為参入しやすい取引所とも言えます。
Uniswapは、通貨を交換・管理するためにコントラクトアドレスを流動性プールとして利用し在庫を提供しているため、ユーザーがプールしたトークンを運用することが可能となっています。
DEXは、Uniswap以外にも様々な取引所が存在していますが、Uniswapはその高い流動性から大きな支持を得ています。
しかし、2021年4月現在、Uniswapは金融庁の認可等を受けていません。
国内のCEXと比べて、取引の安全性を担保されているわけではない事をきちんと理解しておく必要があります。
またユニスワップに限った事ではありませんが、DeFiアプリケーションのほとんどがイーサリアムのERC規格をメインシステムにしていることから、ある程度イーサリアムに依存している事も理解する事が必要です。
【パンケーキスワップ】

パンケーキスワップとは、バイナンススマートチェーン(BSC)というブロックチェーンをメインシステムにしているDEXです。
2020年9月に開発・稼働が始まりました。
分散型取引所として先行していたユニスワップのシステムに倣い、AMM(自動マーケットメーカー)のシステムを採用しています。
AMMとは、ユーザーの資金をプールしておくステーキング機能を通し、預けたユーザーがリターンによりパンケーキスワップのトークンであるCAKEを得ることができます。
パンケーキスワップの人気が高まり、CAKEの取引高は高騰を見せました。
2021年4月現在では1CAKE=約33ドルまで高騰しています。
人気の理由として流動性マイニングの流行や手数料が安さが挙げられます。
またユニスワップとの違いとしても、手数料が挙げられます。
Uniswapはイーサリアム規格を使用したDEXです。
システムの設計上通貨を運用する際、どうしても数百円~数千円単位での手数料がかかってしまいます。
そのため、少額で運用しようとすると、手数料と利益のバランスが必然的に悪くなってしまいます。
Pancakeswapはバイナンスが設計した規格であるバイナンススマートチェーン上に構築されたDEXのため、数円から数十円程度の手数量で済みます。

へ~!なんかかわいいね!ユニコーンとパンケーキか~

日本になじみそうなものだと、戦国スワップ(sengokuswag)や寿司スワップ(sushiswap)等もあるぞ

なにそれwそんなのもあるの?w

他にも色々あるんじゃがとりあえずこの2つを抑えて置けば間違いないじゃろう

早速使ってみよっかなー!

トアよ、わかっていると思うが投資はあくまで余剰資金でやるんじゃぞ

わかってまーす!

本当にわかっておるのかのう…じゃあ今回の解説についてまとめていくぞい
DEXのまとめ
・DEXはDecentralized EXchangeの略称であり、日本語でいうところの分散型取引所のことを指す
・bitFlyerやcoincheckなどはCEX(Centralized Exchange)と呼ばれ中央集権型取引所という呼ばれ方をしている
・DEXでは主にイーサリアムのスマートコントラクトを活用し管理者がいなくても自動契約ができるようになっている
・DEX・CEXには各々メリットとデメリットが存在し、互いの特徴を理解して利用する必要がある
・DEXが話題になった理由として流動型マイニングによる異常とも言える高利回りと獲得した新規トークンへの期待値の高さ事が挙げられる
いかがでしたでしょうか。
ここ最近よく耳にしたDEXにはこういった背景があって、話題を呼んだわけですね。
確かに投資の世界においてこのレベルの利回りはほとんど聞くことはありませんし、耳にしたとしてもまず詐欺を疑われるような話でしょう。
それでもここまで流行したのには理由があったのでしょう。
本記事で流動性マイニングへの興味を抱いた方もいらっしゃるかと思いますが、あくまで投資は余剰資金で行う事を忘れずに利益を狙っていきましょう♪