

でふぃ~♪でぃふぃ~♪

?なんじゃご機嫌じゃのう

最近話題でしょ?よく見かけるんだけど!

…もしかしてDeFi(ディーファイ)か?

でぃーふぁいって読むの…?

そうじゃ、知らんかったか

…(ニコニコ)

はいはい、じゃあ今日はDeFiについて解説するぞい!
暗号資産に興味がある方は昨年から「DeFi」や「DeFi銘柄」等の単語をネット上で見掛ける機会が増えたかと思います。
「DeFi銘柄」に力を入れた取引所も増えていますが、内容を完全に理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?
本記事は、海外で日本よりも前にブームとなっている分散型金融であるDeFiについて、その仕組みと関連する銘柄等の詳細をご紹介します。
そもそもDeFi(ディーファイ)って?

DeFiとは、「Decentralized Finance(ディセントライズファイナンス)」単語の一部を取って略したもので、一般的に”分散型金融”というアプリケーションのことを指します。
詳細は後述しますが管理者は存在せず誰にでも提供されるというシステムにより、別名「Open Finance(オープンファイナンス)」Op-Fiとも呼ばれています。
【DeFiの概要】
暗号資産は数年のうちに急成長を遂げており様々な機能や種類が増えています。
しかし流通が増えることによる弊害も同時に増えており、その最たるものとして「取引所」の存在が挙げられます。
そもそも暗号資産自体は、国や金融機関等の管理者がいない非中央集権型の資産を目的として発案されたものです。
「取引所」はユーザーが取引できる環境を提供する、という非常に便利な役割を担っているものの、暗号資産の目的と反しているといえます。
取引所を運営している企業が倒産した際のリスク、仲介に入ることで取引所が手数料を徴収するという点は金融機関の存在と同義です。
このような従来の目的と矛盾した状態を是正すべく、仲介者を必要としない自由な取引や契約の場として登場したのがDeFiです。
イーサリアムのスマートコントラクトの機能を使用し、完全に仲介者がいない状態での取引や契約を完結させることを目的としたのがDeFiのアプリケーションサービスとなっています。
DeFiはDAppsという分散アプリケーションを中核とすることで更に複雑な金融サービスを実現しています。
また、複数のDeFiサービスを組み合わせ新たな金融サービスを生み出すことが、まるでレゴブロックを組み立てるようであることから「マネー・レゴ」と呼ばれることも有ります。
【DeFiができること】
DeFiがなにを指すのかという解説はしましたが、
ここではDeFiアプリケーションがどのように使用されるのかを簡単に紹介します。
DeFiアプリケーションができることは下記の通りです。
・金融機関と同様のサービス
・プログラム内容の確認とコピー
・条件等に縛られない匿名での参加
順を追って説明します。
・金融機関と同様のサービス
DeFiを用いたアプリケーションは生活において身近な金融機関と同様のサービスが受けられます。
資産発行に始まり、入出金、送金、ローン、保険などが挙げられます。
・プログラム内容の確認とコピー
DeFiはオープンソースが一般的であり、アプリケーションを構築するプログラムは閲覧可能なものがほとんどです。
これは企業ではない匿名の人間が構築することによる不安を解消するための、透明性を保つ手段であるとも言えます。
後述しますが、オープンソースであるため既存のサービスを模倣して、新たなプラットフォームを立ち上げることも可能です。
・条件等に縛られない匿名での参加
DeFi関連のアプリケーションのほとんどは身分証の提示が必要なく、匿名で参加が可能です。
日本ではあまりイメージが付きにくいかもしれませんが、身分証明書や銀行口座をもっていない人は世界中にたくさんいます。
銀行口座に限らず、暗号資産取引所を使用する場合はKYCなど身分証を使用して申告をする必要が有りますが、所持していない人はどうなるでしょうか?
DeFiは国民に対し身分証を発行していない国で、為替や暗号資産のトレードが誰でも参加できるプラットフォームといえます。
ここで挙げた3つの項目はDeFiができることの一部です。
「仲介者」を必要としない利便性の高いサービスを考えた人が、そのプラットフォームを構築することでDeFiアプリケーションとなる為、新たなコンセプトのサービスが続々と誕生しています。

え、途中までふーんって聞いてたのに…金融機関と同じことできるの?!

そうじゃよ、誰でも使用できる金融機関ともいわれておるからのう

うそうそ、それって…

既存の金融機関を覆し崩壊させる可能性を秘めているとも言われているぞい

…すごいことは分かったけどやっぱりイメージつかないなぁ

簡単な説明とできることを漠然と話しているだけじゃからのう

仕組みもいまいちわからないし

では具体的に現在存在するDeFiアプリケーション、更にはメリットや注意点まで説明するぞい!
DeFiアプリケーション

既存のサービスを解説することで、よりDeFiは理解しやすくなります。
ここでは、既に稼働している代表的なサービスを簡単に紹介し、関連サービスを使用することのメリットや注意点についてご紹介します。
【代表的なDeFiサービス】
代表的なDeFiサービスは下記の通りです。
・DEX
仲介者を要さずP2Pで取引可能な取引所
Uniswap(ユニスワップ)等
従来の中央集権型取引所ではなく、スマートコントラクトに制御されたP2Pが可能な取引所のことをDEXと言います。
簡単にいうと無人の取引所のようなもので個人間の取引を実現しています。
取引所による手数料は発生せず純粋な送金手数料のみでやり取りが可能ですが、現在スマートコントラクトを利用しているためETHの影響を受けやすく、GAS代(送金手数料)が高いなどが今後の課題と言われています。
ともあれ、取引所に自身の資産を預ける必要なく自由な取引ができる初めてのDeFiアプリケーションとされている為、現在国内でも有用性が話題になっています。
またよく見かけるDeFi銘柄とはDEXを利用する際に必要なトークンを指します。
※UNIというトークンはUniswapを利用する際に必要等
現在このDeFi銘柄も主要取引所に上場するなど盛んに取引が行われています。
また、日本で構築された”Sengokuswap(戦国スワップ)”等も存在します。
・レンディング(融資、貸付)
融資や貸付が可能なプラットフォーム
Compound(コンパウンド)等
暗号資産でローンが組める、金利がもらえるという画期的なサービスです。
金利を受け取りたいユーザーは資産を取引所に保管し、借りたいユーザーが借りるというシンプルな仕組みとなっています。
中でもAveというレンディングに特化したプラットフォームで発行されるDeFi銘柄、Ave(LEND)というトークンはイギリスの電子マネーライセンスを取得したことあり価格高騰で話題を呼びました。
・IDO(資金調達)
従来のICOとIEOのハイブリットと言われる資金調達
bakeryswap(ベーカーリースワップ)等
ICOやIEOと同様にIDO(Initial DEX Offerring-イニシャルデックスオファリング-)という資金調達が可能です。
名前の通りDEXを介した資金調達であり、有名な取引所に上場前の暗号資産のトークンを購入できるというシステムとなります。
DEXを仲介するものの、スマートコントラクトで制御されているという特性上、購入は先着順です。
・保険
相互扶助の分散型保険組合、ハッキングやバグで資産を失った場合の保険
Nexus Mutual(ネクサスミューチュアル)等
※保険組合のメンバーになるにはKYC等の身分証が必要となり、現在日本国籍のユーザーは参加できない
なんと保険が組めるというDeFiアプリケーションが存在します。
簡単に説明すると複数人がお互い保険をかけるという仕組みで、一定の資産を皆で保有しておこうという仕組みです。
後述しますが、DeFiアプリケーションはバグが多いといわれており、バグにより資産を失うケースが多発しています。
それを見越して、何か起こったときに資産を分けあう相互扶助の保険組合を建てるプラットフォームが誕生しました。
アプリケーションにより異なりますが、バグやハッキングなどで資産を失った場合、保険組合のメンバーで保険が適用されるか審査する等のシステムをとっているようです。
DeFiアプリケーションでは珍しく身分証などの提出が必要になりますが、画期的なサービスであるため話題となりました。
【DeFiアプリケーションのメリットと注意点】
現在稼働しているサービスについて紹介しましたが、そもそもDeFiに関連するサービスを受ける際のメリットと注意点を理解した上で使用する必要があります。
ここではDeFiに関連するサービスのメリットと注意点を解説します。
【メリット】
・自由な取引が可能
冒頭から説明している通り身分証等が必要ないサービスがほとんどです。
またこれらのサービスはあくまで企業が運営をしているわけではない為、国や法律に規制されにくいという側面を持っています。
仮に日本で暗号資産の保有が禁止されていたとしても、DEXに預けている資産はどうなるでしょうか?
「お前暗号資産持ってるな!」と指摘をされたとしても、DEX側は運営者が不在の為日本政府に情報開示ができず、身分証を持っていない状態で作成したウォレット等に保有している暗号資産は調べようがありません。
また、日本のように政府から身分証が発行されない国においてはDeFiというシステムで初めて暗号資産を保有できるといえます。
安全性においては保証されない部分もありますが、それだけ市場参加者が増えれば暗号市産業界が盛り上がり流動性が上がる可能性を孕んでいるのです。
流動性が上がることにより、より自由な取引が可能になるのは十分なメリットと言えるでしょう。
・今後も様々なサービスが誕生する可能性がある
本記事でも度々書いている通り、紹介したサービスはごく一部です。
DeFiという分野はしっかりとした定義がないものの、”中央集権”を撤廃するために発足したプロジェクトの総称と言えます。
誕生してまだ日が浅いというのもあり、続々と新たなサービスが提供されている段階です。
似た言葉で、Défi(デフィ)とはフランス語で挑戦という意味が有ります。
日常生活で当たり前になっていることを疑問に思った有識者たちが、日夜新たなサービス構築とプログラム挑戦しているといっても過言ではありません。
マネーレゴと言われるように、既存のアプリケーションを組み立てることにより、その可能性は無限にあるとも言えます。
今後新しい、また画期的なDeFiアプリケーションが誕生する可能性は大いにあるでしょう。
【注意点】
・DYOR
英語版の「ggrks(ググレカス)」と同様のネットスラングで、海外では多用されています。
DYORとは、Do Your Own Research(ドゥーユアオウンリサーチ)、自分で調べろ!の略称です。
新たな概念であるDeFiは運営者等が不在の為、問い合わせに答えてくれる人は決して多くありません。
DeFiの概念は、中央集権型と言われつつも企業などの中心が不明点を答えてくれるというメリットをも殺しているといえます。
インターネット上で匿名の相手に対してメリットもないのに1から10まで懇切丁寧に質問に返す人はほとんどいないと同時に、回答が正しいという根拠もありません。
サービスがオープンソースであっても、日本ではプログラムの解読ができる、ネイティブな英語能力どちらも兼ね備えた人が多いとは言えず、ほとんどの人が疑問点が多いままDeFi関連サービスの使用を強いられます。
メリットがあるものの、このような注意点も多分に含んでいるといえるでしょう。
・全てにおいて自己責任
暗号資産に限らずいえることですが、”自由”な権利と引き換えに重たい”責任”を負う義務が発生します。
過去にハッキングを受けた取引所が、被害にあったユーザーに資産を保証したケースがありましたが、DeFiではそうは行きません。
運営がいないことで、最終的な責任の所在は全て自分自身にあるといえます。
また、DeFiにより構築されたサービスのプログラムは基本的に書き換えが出来なくなっています。
それは構築者が不正を行わないという安全性に一役買っているものの、同時にバグの修正が出来ないということを意味します。
現在提供されているサービスはバグが少ないとはいえず、そのようなバグで資産を失った人も少なくありません。
しかし、これも自己責任となり請求先などは存在しないのです。

ほうほう、だいぶわかったぞい

ほんとか?ww

でも注意点が怖いな…

手厚い恩恵の裏には責任もつきものじゃ、そもそも投資自体が自己責任じゃし

それはそうなんだけど英語がね…

そこか、確かにとっつきにくいかもしれんが一部のコミュニティでは英語の情報を日本語に訳してくれる親切な人もいるらしいぞ

え、ほんと!?じゃあ色々教えてくれるかな?!

DYOR

…

DYOR!自分で調べてから取り組むんじゃ!人のせいにせんためにもな!

はぁあい

まだまだ奥が深いから今後も関連記事を投稿予定じゃ!それではDeFiについてまとめるぞい!
金融機関崩壊?!DeFiについて解説!、まとめ
DeFiとは
・Decentralized Finance(ディセントライズファイナンス)の略称
・明確な定義はないものの、分散型金融アプリケーションを指す
・中央集権的な金融期間(取引所等)を是正するために開発が始まった
・ほとんどのアプリケーションがイーサリアムのスマートコントラクト上に構築されている
・スマートコントラクトを利用することにより自動で取引や契約を完結させ、第三者を介す必要がない
・金融機関と同様のサービスが可能
・サービスはオープンソースであり、ソースを公開することで透明性が保たれている
・身分証明等の条件に縛られず匿名での参加が可能
・情報が多いとはいえず、自己責任で使用する必要がある
いかがでしたでしょうか?
DeFiは既存の金融機関を崩壊させるとして2020年より話題になりました。
誕生して間もない概念であるため、メリットと同時に注意点も多く存在します。
注意点をしっかり理解した上でDeFiアプリケーションを使用することで、存分にメリットを受け取ることができるのも事実です。
本記事を読んで、新たな取引の方法が増えた方がいらっしゃると幸いです。