

…(サイレンススズカ…!テイエムオペラオー…!)

?

…(頼む、差し脚…!)

ねえGG?

ビクッ

何してるの?

いやぁ、ちょっとお馬さんを応援しとったんじゃ…!

ギャンブル…?

あぁぁああ”あ”…(ワシの…あぁ、タテ目…)

GG競馬やるんだ

…これも投資じゃ
投資とギャンブルの違いについて、考えたことはありますか?
投資とギャンブルは似たような考え方もできますが、明確な違いについて説明できますか?
本記事は投資とギャンブルの定義、また両者の似た考えについてご紹介していきます。
ギャンブルについて

当ブログは暗号資産に関する記事投稿をメインとしていますが、まずはギャンブルについて広義的な説明をします。
…まさか、麻雀は賭けたりしませんよね?なので今回は麻雀のことは書いていません。
もしも賭けて麻雀をしているのであれば違法ですよ!(‘ω’)
【公営ギャンブル】
ギャンブルと一口に言っても、その種類は多岐に渡ります。
競馬、競輪、競艇等を指す、公営ギャンブルという言葉をご存じでしょうか?
前提として日本では賭博行為が法律で禁止されていますが、
この公営ギャンブルとは、法律によって許可された賭け事のことを表しており、”公営競技”や”公営賭博”と呼ばれることもあります。
また競馬の場合は”競馬法”等、それぞれに法律が定められているのも特徴です。
ちなみに余り知られていませんが宝くじもこの公営ギャンブルに含まれます。
タイトルと余りに逸脱してしまうため今回は省略としますが、
公営ギャンブルは法律で許可されている為、当たり券などと直接換金が可能であり、それぞれ対応する法に則った課税がなされます。
【パチンコスロット】
実はパチンコスロットはこの公営ギャンブルというジャンルに含まれません。
最大の違いは、現金化が可能かどうかという点です。
公営ギャンブルは許可された賭け事であり直接現金化が可能ですが、パチンコスロットにおいては”3店方式”という営業形態を用いることでギャンブルではなく風俗営業とみなされておりパチンコ店が直接現金化を行っていません。
3店方式は、簡単に説明する場合下記の流れを取っています。
・Aさんはパチンコで”技術”を発揮した結果、玉を獲得しました。
・パチンコ店はそんな技術を発揮したAさんを称えて”景品”を授与します。
・景品を受取ったAさんは、”たまたま”近くにあった景品を買い取ってくれる便利なお店で景品を買い取ってもらいます。
・パチンコ店は景品の在庫が少なくなったため、近くにあるお店で景品を買います。
また、パチンコスロットは公営ギャンブルでなくとも、税金は全く発生しないわけではありません。
【日本のカジノ】
日本ではカジノが認められていない為、現在存在していたとしてもそれは”裏カジノ”等と言われる違法なカジノです。
日本では法律で認められた賭け事のみ直接現金化が可能である為、カジノに対する法律を制定する必要があります。
東京オリンピックに合わせて、外国人観光客を取り込むために”カジノ法案”が提案されて整備は進んでいるものの開業が認められるところまでは至っていないのが現状です。

トア?公営ギャンブルもパチンコスロットも…

?

これだ、と予想して自分が決めるし、利益が出たら税金も発生する

うん

これは何かと近い感じがせんか?

あ、もしかしてそれで投資とか言ってたの?

コクリ

でも違くない?投資とギャンブルって

トアは違いを説明できるか?

…え、そういわれると難しいかも…?

逆にやり方によっては投資もギャンブルになりえるんじゃ
投資とギャンブルの考え方

先程はギャンブルについて簡単に解説しましたが、ここでは考え方についてご紹介していきます。
【投資と投機と、ギャンブル】
この投機という言葉もウェブ上で見掛ける単語ですが、定義をご存じない方も多いと思います。
まずはそれぞれの単語が辞書ではどのように記載されているのか確認しましょう。
投資:
利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。
転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。
投機:
利益・幸運を得ようとしてする行為
将来の価格の変動を予想して、現在の価格との差額を利得する目的で行われる商品や有価証券などの売買。
ギャンブル(賭け事):
金品をかけて争う勝負事。
偶然の成功をねらってする危険な試み。
【投資と投機、ギャンブルの違い】
辞書ではなく認識されている内容で差を付けた場合
“投資”は長期的な資産投入、”投機”は短期的であり計画性が比較的薄い資産投入、ギャンブルは運任せの資産投入として認識されている方が多いと思います。
しかし、辞書の内容を見ても分かるように厳密にいえば明確な差はないという考え方も可能です。
投資や投機は、「この通貨がこの後値上がりしそう」という考えの元、決めた先に資産を投入してリスクヘッジをする、または利益を生むことを目的とされている方がほとんどです。
ギャンブルにおいても、「この馬が勝ちそう、この台が出そう」等の推測で資産を投入します。
どちらにしても”将来結果の分かる物事”に対し、自分なりに推測を立てて”資産を投入する”という考え方である為明確な違いを示すこと自体が困難です。
人により解釈が異なる為、”運試し”という観点でギャンブルを認識している方からすると全く異なる性質を持っているともいえます。
ただしこの場合も、「なんとなく」と理由を持たずに暗号資産などに投資、投機するということは”運試し”というギャンブルをしていることと差がありません。
【投資と投機、ギャンブルの考え方】
投資と投機、ギャンブルは明確な違いを説明することは困難であると論じましたが、だからこそ同じ考え方も可能です。
資産投入に失敗したケースの場合イメージがつきやすいと思います。
投資と投機、ギャンブルにおいての失敗とは”投入した資産”が利益を生まず、資産が消えてしまったことを指すのがほとんどです。
「あの時、資産を投入しなければ良かった」と後悔するのは誰しもが経験する事です。
ただし、この後悔というのはそれぞれの保有している財産により金銭感覚が異なることと同様、後悔の度合いも全く変わってきます。
A.小銭を落として、溝に入ってしまい取り出せない
B.財布を紛失してしまい、返ってこない
当たり前のことではありますが、上記のケースで想定する場合Bの財布の紛失の方がショックが大きいはずです。
ただしその財布が小銭しか入っていない場合、大金を下ろした直後で現金がたくさん入っていた場合ではその尺度はまた変わってきます。
金額の大小で後悔の度合いが変わるという点においては、投資と投機、ギャンブルにおいても同様です。
資産を投入するという広義的な意味では、総じて身の丈にあった金額を使用することが失敗したときのリスクヘッジと言えます。
稼ぎや、保有している資産の金額により投入できる資産をコントロールするというのはもっとも初歩的であると同時に、重要なことでもあります。
投資や投機で稼ぎを全額入れて生活に困る、ギャンブルで一発を狙い稼ぎをすべてつぎ込むということは、冷静に考えれば異常な行為であるもののよく聞く話です。
ではなぜ異常な行動をしてしまうかというと、自制心がきかないことも一つの要因ではありますが、代表的な要因は誰しもが働いてしまう「取り返そうとする」行為といえます。

どうじゃ?

うーん…

なんじゃすっきりせんのか

…これってGGが話したいことをそれぽく説明してるだけじゃないの?

ギクッ

だって、感情論ばかりで理論ぽく無いし、

…

当たり前のことをいってるだけな気が…

ではもっと突っ込んだ話をしてやろう

え??

自制心のコントロールというものくがあるからな…!!!
取り返そうとする気持ちと自制心

取り返そうとするとなぜ失敗に陥りやすいのか、また自制心をコントロールする為のコツとして独自の思想の転換方法を解説します。
【取り返そうとする気持ちについて】
そもそも利益を生みたいが為に資産を投入する方がほとんどですが、逆に損失を被った場合冷静でいられなくなる人は多くいます。
「取り返そうとする」思考自体は特別悪いことではありません、自身の向上心の表れと言っても問題ないケースもあります。
ではなぜ、取り返そうとする行為が失敗に陥りやすいのでしょうか。
それは、資産を投入する事において、そう思ってしまった時点で精神状況に問題があることがほとんどということです。
有名なプロスペクト理論になぞらえた場合、
大半の人は勝っているときは”負けないように安定思考”に、負けているときは”一発逆転の思考”になりやすいとされています。
プロスペクト理論とは簡単に説明すると損益状況による意思決定モデルの一つです。
プロスペクト理論の説明の際使用される図をご覧ください。

X軸が金額、Y軸が感情として設定されています。
この図を見たときに、金額の大小による感情の変動幅は減っていく傾向があることが分かります。
また、印を付けた箇所を10万円の損失、10万円の利益とした場合、嬉しいという感情よりも悔しいという感情の方が大きく表示されています。
損失を被った際、「10万円負けた、だけど追加で5万資産を投入すれば損益を減らせるかもしれない」と思ったことはありませんか?
この考え方は「取り返そう」とする行為であり、さらに金銭感覚が麻痺している可能性が高く、冷静な判断ができていないといえます。
もう少しやれば損失が埋まる”かも”しれない、という思考の元追加の投資をする場合、投入する資産が際限なくなってしまい、自身の許容範囲を超える資産を使用してしまいかねません。
その為「取り返そうとする行為」がさらなる失敗に陥りやすいと言われているのです。
【思想の転換方法】
取り返そうとする行為により、冷静な判断ができなくなった時思想の転換をしてみてはどうでしょうか。
後悔の念や、悔しいという気持ちは当たり前に抱く感情であり消すことはできません。
ただ、長年相場に携わっているトレーダーで成功している方々の多くは、腕前だけでなく自身の感情のコントロールもしっかりできています。
ここでは、おすすめの思想の転換方法について紹介していきます。
・マイナスになったこと自体を忘れる
イライラすることは寝て忘れよう、というように忘れてみてはどうでしょうか?
これができたら苦労しないよ、という方も多いと思いますがこの思想の転換は最強といえます。
ミスしたこと自体を忘れられないという方は、一度自身の保有資産と投入可能な資産のバランスを見直してみるのも一つの手です。
なぜなら、「保有している資産からこの程度マイナスになっても大丈夫!」という金額を超えた資産投入をしている可能性があるからです。
・マイナススタートであると考える
資産を投入する事自体がマイナススタートであると考えることで、取り返そうとする行為自体に矛盾を感じることができるかもしれません。
投入した資産は返ってこない、と思うことでそもそも取り返そうとする思考にはならないのではないでしょうか。
ただし、この要領で連続して資産を投入してしまうと、とてつもなく大きな損出を被る可能性がある為、しっかりと資金管理ができる人のみにお勧めできる考え方と言えます。
・トータルでの利益を見据える
連続してだらだらと取引をするのではなく、「ポジションをもって、ポジションを解消したら1回の取引」と考えてみてはどうでしょう。
次の作戦を立てずに新たなポジションを持つことは危険です。
1回の取引で失敗しても、長い目で見たときに利益となれば目的を達成した、逆に失敗の回数は少なくともトータルでマイナスであれば目標を達成できていないという考え方です。
例えばスキャルピングをする際に1時間足のチャート画面のみでトレードをする人はほとんどいません、しかし、スキャルピングと言えど様々な時間足で分析をすることは重要です。
このように1回の損益ばかりにとらわれずに、「今回はダメだったけど、次回はここを改善しよう」と考えて資産を投入しトータルでの損益として確認してみてください。
トータルでマイナスの場合は、資産の投入方法や金額、ルール等全体的に見直す必要があります…。

どうじゃ?

…GGさっき叫んでたけど、自制心コントロールできてる?

いや、お馬さんを応援してたんじゃよ?

うん?

本気で応援していたから、つい熱が入ったんじゃよ?

…

なんじゃ

馬券買ってない…?

…

ともかく資産投入するときは計画的に、自制心をコントロールしよう、資金管理大事だよってことだよね!

そ、そうじゃ、ギャンブルも投資も資産投入には違いないからのう…!

じゃ、まとめて、GGも程ほどにね!

はい
投資とギャンブルについて深く考えてみる、まとめ
ギャンブルとは、
・法律で認めら、かつ現金化が可能な賭け事を公営ギャンブルという(宝くじ含む)
・パチンコスロットはギャンブルではない
投資と投機、ギャンブルは
・単語の意味としては厳密な違いは見受けられない
・広義的な意味での違いは
投資:長期的な資産投入
投機:短期的な資産投入
ギャンブル:運試し
・ただし、根拠のない資産投入は賭け事でなくともギャンブルと同様の意味を持つ
資産投入する際は、
・身の丈に合った金額を投入する資金管理が重要である
・メンタルの保ち方を自分なりに考えることが重要である
いかがでしたでしょうか?
特にメンタル面に関しては独自の解釈を数点紹介しましたが、それぞれ自分に合った考え方やルールが存在するはずです。
本記事を読んで、資産投入だけでなく何事もトライアンドエラーで、自分に最も適している資産投入法や今後の戦略建てを考えるきっかけになれたら幸いです。