時価総額2位のイーサ(ETH)を解説

トア
トア

ねえねえGG!イーサとイーサリアムって知ってる?

GG
GG

今回はETHが気になっているのか?

トア
トア

うん!どっちもよく見かけるんだけど、GGはどっちがおすすめ?

GG
GG

(…またか)

トア
トア

??

GG
GG

今日はイーサとイーサリアムについて話すぞい!

イーサはビットコインに次ぐ時価総額2位に君臨しており、名前は知ってるという方も多いと思います。
本記事では意外と知られていないイーサとイーサリアムについて、またその特徴と過去の変遷について解説していきます。

イーサの特徴

イーサは2015年にリリースされた暗号資産の一つで、時価総額2位をマークした経緯にはそれなりに歴史が存在します。
まずはどのようにして誕生したのか、
またよく混同されがちなイーサリアムとの違いや特徴について順を追ってご紹介します。

【イーサの誕生】

リリースされたのは2015年ですが、誕生は2013年と言っていいかもしれません。
イーサの原型は2013年弱冠19歳のロシア人、「ヴィタリック・ブテリン」が開発しました。

このヴィタリック・ブテリン氏は今でも開発チームに関わっており、他の暗号資産プロジェクトのアドバイザーとして活躍する人物です。

少年時代のヴィタリック・ブテリン氏はとあるゲームに夢中でした。
しかしある日、楽しんでいたゲームのバランスが突然崩れたことにより、ゲーム会社(中央機関)が権力を握ることに失望したといいます。
この失望をきっかけに中央機関=国や金融機関よりも、分散型の暗号資産に興味をもつことになったそうです。
その後ブロックチェーン技術を学んだヴィタリック・ブテリン氏は、システム上扱いやすいプログラミング言語が必要だと感じており、2013年遂にイーサを形作る思想をまとめたホワイトペーパーを発表しました。
2014年2月にはイーサリアムのプロトタイプをリリースしたとされています。

【”イーサリアム”は暗号資産ではない】

厳密にはイーサリアムは暗号資産そのものではありません。
“イーサリアム”はブロックチェーンに「スマートコントラクト」という機能を組み込んだ、分散管理型のプラットフォームのことを指します。
正確には、その「イーサリアム」というプラットフォームの下に、暗号資産である「Ether(イーサ)」が存在します。
※ただし、現在ではイーサリアムという名称が暗号資産そのものを指す言葉として定着しています

ブロックチェーンについてはこちらの記事を参照してください。

【スマートコントラクトとは?】

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で自動的に契約を実行する仕組みのことです。

この仕組みや考え方については、イーサリアムが誕生するよりも昔、1990年代に「ニック・サボ」氏により提唱されていました。
スマートコントラクトの原点でありニック・サボ氏が提唱したこの仕組みは、自動販売機に実装されています。
この仕組みを自動販売機に置き換えて説明した場合、代金を投入、欲しい飲み物のボタンを押す(条件が満たされる)と、自動的に商品が払いだされる(設定が実行)という内容です。

また、対局である仕組みを”エスクロー”と言います。
エスクローは購入者と販売者の間に仲介者を立てて契約を交わす仕組みを表します。
このエスクローとスマートコントラクトの最大の違いは仲介者が必要か必要ではないかという点です。
仲介者が必要なくなるということは、コストのかかっていたサーバーの設置が不要になり、かつ取引期間の短縮や人件費の削減に繋がります。

ブロックチェーン上に組み込むことで不正や改ざんが起こりにくく、さらにコストやプロセスの削減が可能なスマートコントラクトは金融業界だけでなく様々なビジネスにおいて需要があるといえるでしょう。

トア
トア

イーサとイーサリアムって実は別物なんだね、でもビジネスで需要があるって、もしかして無敵では?

GG
GG

まあ、とんでもなく便利な機能を追加しているが…法律関係は今後の課題になりそうじゃがのう

トア
トア

なんで?

GG
GG

自動で結んだ契約に”法的拘束力”が発生するかどうか

トア
トア

え、発生するの?

GG
GG

そもそも暗号資産やブロックチェーン技術が最近生まれたといっていいからの、その辺の整備はおいついておらんのじゃないか?

トア
トア

なら、イーサって危ない暗号資産なの…?

GG
GG

そればっかりは何とも言えんが、時価総額2位は伊達じゃないぞい!次はイーサがどのような変遷を経てきたのか紹介しようかのう

イーサの歴史

前項ではイーサ誕生から特徴について解説しましたが、構想についてはご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はプラットフォームであるイーサリアムは下記の通り4回のアップデートをする構想がなされていました。
①Frontier(フロンティア)→未開拓
②Homestead(ホームステッド)→開墾
③Metropolis(メトロポリス)→都市
④Serenity(セレ二ティ)→安定版

誕生後のイーサがどのようなタイミングでアップデートを行ったのか、またどのような変遷を辿ったのか簡単に解説していきます。

【フロンティア、ホームステッド】

2014年:イーサリアムのICO(資金調達)がスタート
2014年イーサリアムがICOをスタートさせました。
この当時イーサは30円以下であったといわれています。
しかし、ICOスタートから2週間後には5000万ETH以上を販売したとされ、また、終了時の販売総額は当時の31,000BTCを超えていたとされています。

2015年:正式リリース(Frontier)
ICOからちょうど1年が経過した頃、イーサが正式にリリースされました。
この正式リリース時は、プレセールの約4倍日本円であれば120円で取引がされることとなります。
このフロンティアというバージョンは開発者向けのテスト版とも言われており、バグが発生した際などは「バグが発生する前に戻って」やり直しがきくようになっています。
この時資金移動や自動契約設定等が可能でしたが、やり直しをする為にも敢えてブロックチェーンに記録がされないようになっていたそうです。

2016年:ホームステート(Homestead)へのアップデート
リリースから一年と経たず、前バージョンフロンティアに対するバグ改善が実施され、アップデートがされました。
この時点で自動契約や取引の情報がブロックチェーンに記録されるようになり、実質的にイーサリアム、イーサが本格的に始動したといわれています。
ホームステートへのアップデートにより、多くの開発者や企業がプロジェクトに参入することとなります。
それまでに指摘されていた問題を防ぐ技術や調整するプログラム等が加速度的に追加されていきました。
しかし、その反面機能性が高まったスマートコントラクトの利用に掛かる手数料が増加したといわれています。

2016年:Mt.Gox事件以来、最大の事件ともいわれる「The DAO事件」の発生
The DAOとは、「自律分散型組織」という意味の「decentralized autonomous organization(ディセントラライズド・オートノマス・オーガニゼーション)」の略称です。
The DAOは投資先を投票で決め、利益が上がれば投資者に分配するというシステムを採用しており、当時開始されたICOは150億円もの資金を集めたとされています。
DAOの運営に賛同しない場合、資金を一旦切り離した上で新たなDAOを作成できる「スプリット」という機能がありましたが、致命的なバグが有り、この脆弱性を突かれたことで集めた資金が盗まれたというのが事件の概要です。
The DAOのICOで盗まれた金額は当時の価格で300ETHを超えており、集めた資金の半分近くとも言われています。
しかし、スプリットというシステムには「一定の期間資産を動かせない」仕様が搭載されており、ハードフォーク案を実行することで自体は収束します。
ハードウォーク案は新たにブロックチェーンを作成し、ハッキングを受けたブロックチェーンを分岐して、ハッキングを無かったことにしようというという内容でした。

結果的に従来のイーサはイーサクラシック(ETC)、新しくイーサ(ETH)に分裂して、不正な送金が起こる前の状態に戻されました。

2017年:またしても発生するネガティブニュース、ETH盗難事件
最大の事件と言われたThe DAO事件を収束させたETHでしたが、2017年にもハッキングの被害に合っています。
Parity Technologiesが提供していたウォレットの脆弱性をついたハッカーが約15万ETHを盗んだとされています。
The DAO事件の際と同様、ETHに問題があったわけではありませんが、さらなる被害拡大を防ぐ為一時的に送金や取引が停止されるまで発展しています。
知名度や価値上昇と共に狙われることは回避のしようがありませんが、大事件の後に起こったこのハッキングについても、ETHからすればネガティブなイメージを植えつけられかねない頭の痛い出来事であったと容易に想像ができます。

【メトロポリス、セレニティ】

2017年:メトロポリスへアップデート
都会を表すメトロポリスアップデートは前半と後半の2パートに分けて実施されました。前半のビザンティウムというパートでは、一般の利用者でもスマートコントラクト機能が使用できるようになりました。
一般の利用者が使用可能という点と、それに伴うプライバシーの保護に焦点を当てた「匿名性」に特化したアップデートと言えます。
zk-SNARKs技術によりプライバシーの保護が強化され、送金者、受取り主や送金額などの情報が第三者から確認できなくなりました。
後半のコンスタンティノープルではコンセンサスアルゴリズムを「Pow」から「Pos」に変更する準備を実行しています。

コンセンサスアルゴリズムについてはこちらの記事を参照してください。

2017年:EEAの設立
2017年、ビジネス活用に向けた企業連合となるEEA(Enterprise Ethereum Alliance)が、JPモルガンや大手金融機関IT企業によって設立されました。
イーサリアム自体は性質上、企業向けの製品とは相性がよくないとされていました。それは取引詳細などがウェブ上で公開されることが理由とされていますが、このEEAは企業向けのイーサリアムを開発する事が目的です。
EEAには世界的に有名な企業等も参加しており、その数は500社以上にものぼるとされています。日本企業ではTOYOTAやKDDI等も参加しており、多くの企業が将来性を期待していること、イーサリアムを企業に取り込みたいという姿勢が伺えます。
ロードマップがアナウンスされる、ニュースが更新されるなど公式サイトでは2021年でも活動が確認できます。

EEA公式サイト
https://entethalliance.org/

リリースからすでに紆余曲折あったものの、スマートコントラクトの利便性を企業に認められ知名度をどんどんあげていきました。その結果イーサはこの時点で時価総額2位の座を獲得したのです。

2018年:盗難事件と新たに生まれるイーサ
2017年は比較的好調で時価総額2位を獲得したイーサですが、2018年、分岐する新たなイーサが誕生しました。
それが、2017年に発生した盗難事件をきっかけに異なるブロックチェーンに分岐した「イーサリアムゼロ(ETZ)」です。

※イーサリアムクラシック、イーサリアムゼロ、と2回の分岐を実施し、それぞれ異なる特徴がありますが、機会があればそれぞれの詳細を記事にしますのでお楽しみに♪

現在:セレニティ(イーサリアム2.0)
2020年内にセレニティがローンチされる、という発言がされているものの2021年現在完全な実装はされていません。
(ただし、2021年4月16日にハードフォークが予定されていると発表されており、セレニティ自体が複数回のパートに分けてアップデートをするようです)
このセレニティというアップデートが構想の最終項目であり、移行作業がメインと想定されています。
キャスパーという移行作業により、メトロポリスの後半のコンスタンティノープルで準備していたとされるコンセンサスアルゴリズムが「Pow」から「Pos」へ変更されます。
また、イーサリアムはいくつもの問題に直面した物の、その度に改善を施してきました。
現在イーサの送金には時間が掛かってしまう「スケーラビリティ問題」が発生しています。
この問題を改善すべく「ライデンネットワーク」が実装される予定です。
ライデンネットワークを実装することにより、ブロックチェーンに掛かる負担が軽減され、送金等の処理を高速化することが期待されています。

トア
トア

ハッキングとか結構されてるイメージがあるけど、その度に改善してるんだね…

GG
GG

そうじゃな、暗号資産でも人気じゃが、自動化の仕組みは画期的であるし企業が見逃さんじゃろう

トア
トア

うん、企業は人件費の削減したがるもんね!!

GG
GG

それだけじゃないがの!(…こやつブラック企業に務めた経験があるのか…?)

トア
トア

色んな事を乗り越えて、どんどん成長してるアルトコインってことがわかったよ!

GG
GG

よしよし、まだまだ語り切れない魅力はあるが、内容のおさらいをして今日は終了しよう!

時価総額2位のイーサ(ETH)を解説、まとめ

イーサとは

・ビットコインに次ぐ時価総額2位のアルトコイン
・イーサリアムはプラットフォーム、イーサは暗号資産である
・最大の特徴はブロックチェーン技術組み込まれたスマートコントラクト
・リリース時点で4つの構想がなされており、現在第三段階のメトロポリスまで完了
・第四段階のアップデートセレニティが完了することで、コンセンサスアルゴリズムが変更される
・現在はPow、変更後はPos方式となる
・大きなハッキング事件が起こるたびにハードフォークを実施
・ハードフォークにより、イーサリアムクラシックと、イーサリアムゼロという暗号資産に分岐している


イーサは様々な変遷を経て時価総額2位を勝ち取りました。
ご紹介した通り、今でも成長を続けているアルトコインであり、今後の動きに注目が集まっています。

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